本研究所が文科省次世代X-nics拠点として採択されました (2022.5.19)

広島大学ナノデバイス研究所が、3大学が連携して取り組む「集積Green-niX研究・人材育成拠点」が文科省次世代X-nics拠点として採択されました。

国立大学法人東京工業大学、国立大学法人広島大学、国立大学法人豊橋技術科学大学の3大学は、日本の半導体産業の復興を目指すため「集積Green-niX(グリーンニクス)研究・人材育成拠点」を立ち上げ、4月12日に文部科学省の「次世代X-nics半導体創生拠点形成事業」の対象拠点として採択されたことをお知らせします。東京工業大学が代表機関、広島大学と豊橋技術科学大学が中核機関として連携し、革新的半導体集積回路の統合的研究開発と、それを俯瞰的にマネージメントできる人材の育成に取り組みます。

「集積Green-niX」とは、グリーン関連市場の市場創造の変革を起こすために、低消費電力化、低環境負荷化という新たな製品・サービスに不可欠となるグリーン貢献度に対する評価軸を加えて、材料、デバイス、回路、システム化技術等を研究し、さらに集積化技術により新たな価値創造の実現を可能にする半導体集積回路の統合的研究開発領域、と定義しました。本拠点では、この集積Green-niXこそが大規模な市場のゲームチェンジを成し遂げられる理念である、との立ち位置から3大学が中核となり活動を強力に推進します。

さらに、人材育成の観点からも、大学・高専及び企業においても集積Green-niXを多面的にけん引できる「LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)イノベータ」の大量育成を目的として、当該拠点に参画する大学・教育機関や研究機関、企業と有機的に連携することを予定しています。

拠点概要

拠点名称 「集積Green-niX研究・人材育成拠点」
代表機関設置部局 東京工業大学 工学院
拠点リーダー 東京工業大学 工学院 教授 若林 整
拠点サブリーダー 広島大学ナノデバイス研究所 所長・教授 寺本 章伸
拠点サブリーダー 豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所 所長・教授 澤田 和明

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